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松江武者行列2016

松江武者行列について

「松江武者行列」は、松江開府の祖、堀尾吉晴公とその一行が松江城に入城する様子を再現した絢爛豪華な時代絵巻です。勇壮な武者や色鮮やかな姫などに扮した毎年大勢の市民が参加し、松江城を目指し、桜咲く松江市内を練り歩きます。
平成 15 年から始まり、17 年までは秋に開催していましたが、平成 19 年より多くの観光客が桜を見に訪れる 4 月に開催することになりました。市民や観光客にも知名度が浸透し、毎年の恒例イベントとして、当日は多くの観客で賑わいます。

via:松江武者行列 – 松江 武者行列

via:松江武者行列 – 松江 武者行列

今年で8回目の開催となった松江武者行列。夏の水郷祭、秋の「松江水燈路(読み方:まつえすいとうろ)」・鼕行列と並び、松江の風物詩のひとつです。

今年は、松江城築城の地を選びながらも、残念ながら城の完成を見ることができなかった堀尾吉晴公の息子・堀尾忠氏公とその奥方も選ばれることになったそうです。

松江武者行列は市民参加型のイベントで、多くの人が甲冑や着物を来て松江の街を練り歩きます。歩き方や演舞など、この日のために何度も練習を繰り返すんだとか。

2016年 松江武者行列の様子

2016年4月2日、晴天に恵まれた土曜日。

松江武者行列には、毎年松江大橋の辺りから撮影を始めるのですが、今年はスタート地点の白潟天満宮前からゴール地点の松江城までフル参加しました。

松江武者行列出発式

出発式は白潟天満宮前で開催されます。

式が始まるのを待つ堀尾ファミリー。オーディションで選ばれた堀尾吉晴公、堀尾忠氏公、奥方、姫。一番右の方が今年から選ばれることになった堀尾忠氏公です。

松江武者行列2016

市長口上。

松江武者行列2016

川津ふるさと太鼓の演舞。

松江武者行列2016

献茶の儀。中村茶舗さんから献上されたお茶を飲む堀尾公と奥方。

松江武者行列2016

13時に天満宮を出発。槍隊・弓隊・侍女など役ごとに隊列を組んで約2時間かけて松江の街を練り歩きます。

松江武者行列 2016

松江大橋

源助公園の桜をバックに松江大橋を渡る。

松江武者行列 2016

松江大橋では各隊が演舞を披露。

松江武者行列 2016

京店商店街〜カラコロ広場

堀尾吉晴公、奥方、姫が行列の本隊から離れ京店を歩きます。カメラマンにとっては堀尾公に一番近づける時間帯です。

松江武者行列 2016

カラコロ広場で一休みの図。この後、記念撮影に応じていました。

松江武者行列2016-9

東京橋北詰めで吉晴公は再び馬に乗って本隊と合流。県民会館前から大手前へ移動します。

松江武者行列 2016

松江城大手前

松江城の大手前に全隊が集合します。到着した隊から整列。堀尾吉晴公の凱旋を待ちます。

松江武者行列2016-11

堀尾吉晴が大手前に到着。沿道には人だかり。

松江武者行列 2016

勝鬨をあげる。

松江武者行列 2016

この勝鬨が武者行列のクライマックス。一番人が集まるので、撮影場所を確保するのに一苦労です。

その後、松江城に入場し最後の勝鬨。

松江武者行列 2016

参加された皆さん、スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。

松江武者行列の魅力

松江武者行列は、松江では数少ない仮装イベントのひとつです。

全国各地でコスプレイベントが行われる中、甲冑や着物による仮装イベントを開催するというのは、城下町らしくて良いなと思います。

多かれ少なかれ誰にも変身願望はあります。武者行列は「仮装することで非日常な体験をしたい」という市民のニーズに合致したイベントなんですね。

公道を行列が進むので、開催中は交通規制が敷かれます。普段クルマが通る道を、馬に乗った殿様や武士が公道を練り歩くというのも非日常的な光景です。参加する人もそれを見る観客も満足できるのが武者行列の魅力なのでしょう。

松江を「武者のまち」に

毎年続けて開催されるのも、実行委員の皆さんが熱心に活動されているからだと感じます。

最近では武者行列に関連して、松江観光協会が主体となって松江を「武者のまち」にしようというキャンペーンが繰り広げられています。

今年の4月から、「松江武者認定制度」という企画が立ち上がりました。機運を盛り上げるため、市民・観光客両方をターゲットにしているようです。

 松江観光協会は、松江を「武者のまち」として盛り上げ、国宝の松江城を中心とした雰囲気を発信しようと、市民や観光客を対象にした「松江武者認定制度」を4月に始める。愛着度や知識に関する条件を満たせば、市内観光施設などで認定証を無料交付する。同協会は1千人の認定を目指し、町中を武者で埋め尽くす計画を思い描く。

via:山陰中央新報 – 松江を「武者のまち」に 観光協会が認定制度を創設

via:山陰中央新報 – 松江を「武者のまち」に 観光協会が認定制度を創設

そして、語呂合わせで6月4日を武者の日(6 む・4しゃ)にするんだとか。観光協会・小玉さんを中心にいろいろと取り組みが行われているようですね。

PVもかなり凝ってます。

松江武者認定制度に興味を持たれた方は、松江観光協会の松江武者認定 特設サイトへ。武者認定者が1,000人超えると「何か」が起きるようです。

暑かった今年の武者行列

今回も何人かの友人が行列に参加していました。日中かなり気温が上がったので、甲冑や着物を着て歩くのは大変だったようです。

おまけに乾燥していたので、喉が乾いて仕方なかったそうです。装束を着けた状態でペットボトルを腰に下げて歩くわけにはいきませんしね…

そして今年も、武者行列のフォトコンテストが行われるようなので応募してみようと思います。2度目の受賞なりますかどうか。

イベント終了後、行列に参加した友人から「豅さんも、来年は歩く方で参加したら?」と言われましたが、私は撮影する側で参加したいので…(笑)

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この記事を書いた人

豅 純吾(ながたに じゅんご)

島根県松江市を拠点に、Webクリエイター・グラフィックデザイナー・カメラマンとして活動(公式サイト:Jungo Web

このブログでは、カメラ本体・レンズ・アクセサリーのレビューや撮影のコツなどを投稿しています。地元・松江の撮影スポットも紹介します。

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