先日写真展示をさせてもらった、寺町にある浄土宗の寺院・専念寺さん。ご住職は「松江お坊さんカフェ」の僧侶メンバーでもあり、普段から親しくしてもらっています。
専念寺さんには、常設のカフェがあり最近注目を浴びています。写真展示の搬出のとき、せっかくなのでお邪魔させてもらいました。
お寺の庫裏に本格的なカフェ
単発のイベントとして開催している「寺カフェ@順光寺」や、不定期の観光イベント「松江お坊さんカフェ」とは違い、専念寺さんの中にあるお寺カフェ「まる」は、常設のカフェ。
カフェの名称「まる」は、「ご縁」が由来なんですね。
こちらのご住職は、以前カフェを出店されていたのですが、現在は寺院の庫裏でカフェを運営されています。壁に書かれている「GENIUS COFFEE」というロゴは、その時のカフェの名前なんだそうです。
本格的なエスプレッソマシンもあるカウンターで、ご住職自らコーヒーを入れてくださいます。
お寺カフェならではのラテアート&カップ
「お寺カフェ」でしかできない仕掛けが随所にあり、お客様にも好評とのこと。
お地蔵さまのラテアート。
紅茶用の大きめのカップ。
カップの底にお地蔵さま。
本堂でのイベント
私が写真展示をさせてもらったイベント「まるまる展」の様子です。
お寺の本堂にブースを設置し、和紙・陶芸・織物の展示販売、生花やコースターなどのワークショップが4日間行われました。
順光寺で開催した「寺マルシェ」と同じようなイベント形態ですね。最終日ということもあって賑わっていました。
お寺とカフェ
今、全国的に「寺カフェ」が増えています。
古くからお寺は、地域に住む人が気軽に足を運び、縁側でお茶を飲みながらくつろぐ場でした。そこで近況を話したり、情報交換をしたり、ご住職に人生相談をしたり…
お寺に人が集まり、お茶を飲みながらくつろぐ光景というのは、昔からあったものなんですね。そういった意味で、お寺とカフェは親和性が高いのではないかと思います。
全国の寺カフェ
注目を集める「寺カフェ」。「落ち着いた静かな空間でカフェを楽しみたい」という現代人の要望にマッチしているのかもしれません。
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また、多くの人に仏教とのご縁をつくるきっかけにするため、いろいろな形でお寺を開放する僧侶が増えています(私もその一人ですが)。これからも「寺カフェ」は増えていくのではないでしょうか。
城下町のおもてなし空間
専念寺さんのカフェからは広い中庭を眺めることができ、「現代風・お寺の縁側」といった趣でした。同じ松江の城下町にあるお寺として、ヒントをもらえたような気がします。
ここ、専念寺さんの寺カフェは最近メディアでも話題となっています。
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お寺カフェ「まる」専念寺
自然の素材を使って調理したランチもあるそうです。ぜひお気軽にお出かけください。
ポストカード販売
写真展終了後も、引き続き私のオリジナルポストカードを置いてもらえることになりました。
1枚100円で販売していますので、ぜひお手に取ってご覧ください。