「松江水燈路(まつえすいとうろ)」は、松江城周辺がライトアップされる幻想的な光のイベント。松江の秋の風物詩です。
期間中は、松江城やその周辺に多くの行燈が並べられ、美しい風景を楽しむことができます。
私が所属する地域コミュニティ「松江ヨアカリ」は、「松江ヨアカリ × 水燈路 2023」というコンセプトのもと、2023年の松江水燈路に積極的に携わりました。
水燈路の来場者に少しでも楽しんでもらえるよう、会場内にさまざまなあかりのオブジェを展示し、その雰囲気をさらに盛り上げるために、出店やライブ演奏も企画しました。
松江ヨアカリの取り組みや松江水燈路の会場の様子を、写真とSNSの投稿でまとめてみました。
松江ヨアカリ準備風景
準備会議・作業会
夏頃から、水燈路の開幕に向けて、順光寺で何度も準備会議や作業会を行いました。
参加者の皆さんに素敵な体験を提供できるよう、具体的な関わり方や制作物の企画などに関する議論を行いました。
毎回、遅い時間まで会議を行いますが、学園祭の準備のようでワクワクします。
松江ヨアカリでは、オリジナルの「手持ち行燈」を毎年ブースで販売しています。
今年も新作が完成。メンバー全員でアイディアを出し合い、デザインを決めていきました。
毎年好評の手持ち行燈、今年もたくさんの方に購入いただきました。
併せて、今年はオリジナルドリンクもブースで販売することになりました。夜に光る炭酸ドリンクです。
レシピからネーミングまで、みんなで議論して煮詰めていきました。
作品審査会
松江水燈路の会場に、障子型のオブジェを作り設置することに。松江・安来地域の高校生に作品を募り、松江ヨアカリのメンバーで審査しました。
応募された作品は、独特の魅力が詰まったクリエイティブなものばかり。すべての作品を、障子型のオブジェとして組み立て、松江城の馬溜広場にて公開展示しました。
地域の若い才能を知ってもらうきっかけにもなったと思います。
審査の結果、松江商業高校の大久保さんの作品、「輝く宍道湖」が最優秀賞を受賞。
9月30日、トークリレーの開始を前に、障子オブジェ作品のコンテストの表彰式を行い、松江ヨアカリの吉田代表から直接、大久保さんに賞状が手渡されました。
上定市長も交えて記念撮影。
ワークショップ
雑賀公民館で、ねぶた型行燈づくりのワークショップを開催。松江水燈路で武家屋敷に展示するオブジェです。
京都芸術大学の学生さんたちが講師として参加し、とてもかわいらしい子犬をモチーフとしたねぶた型行燈が完成しました。
この行燈は、松江水燈路にて「犬だまり」というテーマで展示しました。
そして、今年も猛暑の中、竹アカリオブジェの穴あけ作業に取り組みました。
「竹あかり縁」の三木さんの熱心な指導のもと、松江ヨアカリのメンバー・地域のボランティアの皆さんで作業を行いました。
竹アカリオブジェは、松江城二の丸下の段に展示。
来場者にとって絶好の撮影スポットでした。
松江水燈路 2023 開催
開催初日
例年通り、大手前の遊覧船乗り場で点灯式が行われ、松江水燈路が開幕しました。
松江水燈路 2023
松江城の二の丸上の段には、市民の手で作られた手作り行燈が展示されます。
この時期の涼しい気候と、行燈の暖かなあかりが組み合わさり、心地よい雰囲気を作り出します。多くの来場者が訪れるスポットです。
塩見縄手は歩行者専用道路となり、お堀端に行燈が並べられます。
こちらは、散策に最適なスポット。松江水燈路の風情が一層際立ち、訪れる人々に特別な時間を提供してくれます。
水燈路の開催前の準備風景。スタッフの皆さんが、一つひとつの行燈に火を灯していきます。
多くのスタッフの方々のおかげで、松江水燈路は成り立っています。
松江ヨアカリ「アカリの演出」
松江ヨアカリは、「アカリの演出」として、松江水燈路の会場に地元アーティストの作品を展示しました。
これらの作品には、その魅力を最大限に引き出すような配置や照明を施しました。
松江の水燈路をより魅力的に、来場者が特別な体験を得られるよう、あかりどりやキャンドル、竹あかり、生花など、さまざまな灯りの演出に取り組みました。
武家屋敷の庭には、ワークショップで制作した犬ねぶた型行燈やアーティスト行燈を展示。
ライブ演奏も企画。
OFFBEATのスペシャルライブを9月24日に開催しました。
松江城二の丸下の段にあるナンジャモンジャの木をバックに、軽やかで心地よいジャズの音色が、リラックスした時間を提供。
関連イベント
松江水燈路では、期間中、さまざまな関連イベントが開催されました。
新しくなった松江市役所のテラスで開催された「松江・だんだん“てらす”・トークリレー」では、松江ヨアカリの吉田代表が登壇。
10月9日、武家屋敷では、ライブアートパフォーマンスが開催されました。
地元の5人のアーティストによる見事な作品が完成しました。
ファイナル
10月15日、最終日。
松江城二の丸上の段には、キャンドルと和傘の光のインスタレーションが展示されました。
最終日だけの特別演出です。
今年も、尼子太鼓の皆さんによる演武披露。
勇壮な太鼓の音が、松江水燈路のフィナーレを彩りました。
ありがとうございました!
「松江ヨアカリ × 水燈路 2023」、多くのご来場をいただきました。
来年の水燈路でまたお会いしましょう。ありがとうございました!